お客様インタビュー

株式会社久慈設計 様

創業100周年に向けた
ありたい姿の道筋の明確化

中長期経営計画策定支援

久慈社長との記念撮影
写真左:久慈社長(株式会社久慈設計)と。
貴重な機会を賜り、心より感謝申し上げます。

インタビュー

株式会社久慈設計 代表取締役社長 久慈 和也様


ご支援内容

中長期事業計画の策定支援


株式会社久慈設計様は、創業93周年の伝統と歴史に根ざした建築設計を継承しながら、ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)やBIM(Building Information Modeling)などの最新技術を活用した建築設計を手がける組織設計事務所です。公立学校などの公共施設の整備事業を中心に幅広いプロジェクトに携わり、国内外で建築文化の発展に貢献されています。


支援を受ける前のお困りごと

弊社は創業100年を目前に、中長期経営計画の策定に取り組むことになりました。社長に就任する少し前のタイミングである2022年の時点で、私は経営課題を明確にするとともに、社員一人ひとりが経営理念である「本物の一流専門家」へと成長するための方向性を深掘りしたいと考えていました。
しかし、「ありたい姿」のイメージは頭の中で描けても、社内外での説明や現場での実行を想定すると、計画の具体化が必要だと考えていました。そのためには専門的な知見が不可欠だと感じていた折、池尻さんをご紹介いただきました。

支援プロセス

中長期経営計画策定にあたり、まずは弊社の目指す姿やそこに至る道筋を深く、しかしシンプルに形にすることから始まりました。何度も直接対話を重ね、自社の強みや課題、そして創業100年を目前にした今、どのような未来を描くべきかについて率直な意見を交わしました。
話し合いを進める中で、私たちが抱えていた「ありたい姿」と、現状とのギャップ、そしてそれを埋めるための方針が浮き彫りになりました。

これまでは社内の視点だけで考えがちでしたが、池尻さんとの「壁打ち」の時間をあえて作ることで、思考を整理するきっかけになり、自分たちだけでは見えなかった要素や改善の方向性が明確になってきたように思います。人に話すことで考えが深まり、前に進む感覚もありました。こうした対話と客観的な分析を組み合わせることで、弊社が目指す2031年の姿を、単なる理想ではなく、実行可能な戦略へと落とし込むことができたと感じています。

取り組みを通じた社内の変化

策定した経営計画をもとに、社内での取り組みを開始してから3年が経ちました。会議の度に経営計画書に記されたビジョンや方針を復唱し、社内での浸透・行動の実践を心掛けてきた結果、確実に社内が良い方向に変わってきました。
当初私たちが目指していた「一流の専門家集団としての基礎」がしっかりと築かれ、いよいよ経営理念を実行に移せるフェーズに入ったと感じています。これまで描いていたビジョンが、単なる理想ではなく、組織全体で具体的な行動へと落とし込まれつつあります。

さらに、中長期経営計画に基づいた組織の運営が進むことで、社内に規律が生まれ、各メンバーの意識が大きく変わりました。 以前は個々の専門性に頼る部分が大きかったのですが、今では組織としての一体感が増し、共通の目標に向かって動ける体制が整ってきています。その結果として、想定以上の業績を収めることができ、会社全体の成長スピードが加速しているのを実感しています。
今後はこの基盤を活かしながら、さらに成長を加速させ、最高の創業100年の目標に向けて着実に歩みを進めていきます。

支援を振り返って

「頼んでよかった」というのが率直な感想です。池尻さんには、本当に助けていただきましたし、経営計画書も現場で使いやすく、大変有効に活用させていただきました。
こちらの考えや課題を丁寧に聞き出し、的確に整理してくださる力があり、漠然としていたビジョンが明確な戦略へと変わっていくのを実感しました。私たちの期待に対しても、誠実に向き合い、具体的な解決策を提示してくれる姿勢に、大きな信頼を寄せていますし、この先の経営計画書についても策定のご支援を依頼しています。
もし、自社の方向性や経営課題に悩んでいる企業があれば、池尻さんの支援は大きな力になるのではないでしょうか。